感染性胃腸炎の発生動向 現在休止中

2012年に2種類のロタウイルスワクチンが接種できるようになり、春先に流行していたロタウイルス腸炎はずいぶん少なくなりました。
今年(2018年)も増える兆しはありません。
感染性胃腸炎の多くはウイルス性(多くはノロウイルス)ですが、現在は大きな流行にはなっていません。

2018年4月5日更新


感染性胃腸炎とは

病因:
ウイルス又は細菌が原因で起こる胃腸炎を一括した総称病名です。いわゆる「お腹にくる風邪」もこの病気に含まれます。ウイルスの代表的なものとしては、ロタウイルス、ノロウイルス 等があります。細菌性のものとしては、サルモネラ、カンピロバクター、エルシニア、病原性大腸菌、腸炎ビブリオ等によるものが知られています。これらの病原体の経口感染です。
潜伏期間:
一般には 数時間~1,2日ですが、0-157腸管出血性大腸菌は4日~9日と 長いので注意が必要です。
好発年令:
乳幼児から成人まで、どの年令でもあります。
症状:
原因病原体により症状はさまざまですが、一般には腹痛、下痢、嘔吐と発熱を伴う事が多いです。特にO-157の感染では激しい腹痛を訴えることがあります。ロタウイルスが原因の場合は白っぽい下痢便になります。細菌性の場合は下痢便に血液が混じることがあります。
注意:
伝染する場合も多いので手洗いなどを励行し2次感染を防止する心がけも大切です。吐物や下痢便に病原体がいますから注意しましょう。


感染性胃腸炎

期間 富雄 学園前・
登美が丘
高の原 西ノ京 大安寺 東部 合計
1 (1/1-1/7) 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人
期間 富雄 学園前・
登美が丘
高の原 西ノ京 大安寺 東部 合計
黄:注意橙:やや流行赤:流行

感染性胃腸炎の推移